神様の愛と真理を通じて人生を彩る喜びと挑戦 遠藤 彩 ENDO AYA 英文科卒業。学生時代は語学習得と国際交流活動に力を注ぐ傍ら、聖書と出会う。人間にとって不可欠な人生の学びを伝えることを志して、牧師の道を選ぶ。 Q.信仰を持つようになった経緯・きっかけは? 私は子供の頃から本が好きでした。小説よりはノンフィクション、特に実在の人物が困難に直面した時、どう立ち向かっていくかという話に興味がありました。親が買ってくれる、世界の偉人たちの伝記が一冊ずつ増えていくのが楽しみで、中でも坂本龍馬とマザーテレサが好きでした。 学生時代、アメリカへのホームステイをきっかけに聖書に出会ったのですが、もともとは、聖書はおとぎ話だと思っていたので、歴史の史実が書かれた歴史書だと知った時は驚きました。聖書もノンフィクションだと知って、興味が湧きました。 「親の背を見て子は育つ」という言葉があります。私は、家族、特に父のことで苦労しながらも弱音を吐かず、いつも明るく前向きに支えてくれた母の背中を見て育ちました。そんな幼少期の体験から、精神的にも自立した「強い人」になって、母の負担を軽くしたいと思っていました。 摂理の教会で聖書を学ぶことで、自分に向けられた神様の変わらない愛を知り、周囲の人だけでなく、自分の存在価値も認めることができるようになりました。そして理論で終わらせることなく、聖書の教えを実践して生きることに魅力を感じました。「真の強さ」とは、自分の弱さを見せないように強がることではなく、自分の弱さ・足りなさを受け入れ、自分をより良くつくっていくことだという気づきがありました。 Q.聖書を学んだことで、ご自身の考えや生活や人生に変化はありましたか? 「隣人を愛せよ」という聖書の言葉は有名ですが、以前の私は「隣人」どころか「自分の父親」でさえ、愛することが難しかったです。しかし聖書を学びながら、自分が、神様が父と母を通して生まれるようにしてくださった唯一無二の存在だと感じられるようになりました。聖書には「自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ」(マタイ19:19)と書いてあります。「自分を愛するように」という言葉のとおり、まずは自分を愛することができるようになることで、次第に父のことも理解できるようになり、父が自分を本当に愛してくれていたことを感じられるようになりました。 昔は、あんなに難しいと思っていたのに、父を許して、愛することができるようになったことは、私の人生にとって大きな奇跡でした。もし父が生きている間に自分の考えが変わらなかったら、私は一生、親を愛せなかった後悔を残したまま生きていたと思うので、本当に感謝しています。 Q.どうして牧師になろうと思ったのですか? 15年前に父が亡くなった時に、限りある肉体の一生、どこに時間を投資して生きるべきかを真剣に考えました。私は人の役に立つこと、特に人生に希望を見出せない人たちに希望を与え、唯一無二の個性を発揮して生きる手助けをして生きていきたいと思うようになりました。そして、当時勤めていた会社を辞めて、牧師としての道を歩むことを決めました。 Q.あなたから見て、先生はどんな人ですか? 神様の心を感動させる生き方をしている人だと思います。人も、誠実さをもって誰かに接するなら、その真心と愛は相手に伝わり、感動を与えます。先生が、神様の心を感動させるくらい、善良で清い心を持った生き方をしていらっしゃるからこそ、その行ないを見て、人も感銘を受けるのだと思います。私もその一人です。 「人の子がきたのも、仕えられるためではなく、仕えるためであり、また多くの人のあがないとして、自分の命を与えるためである」(マルコ10:45)とイエス様が話された言葉のように、先生はどんな人にも分け隔てなく、真心と愛で人々に仕えて生きていらっしゃいます。大変な時も、いつも感謝と笑顔を絶やさずに生きる姿を見て、「真の強さを持った人」とはこういう人だと感銘を受けました。 愛されることを求めるより、自分から先に愛することを実践される先生の姿を見て、私も先生のように、先に愛する実践をしたい、神様を感動させるくらいの生き方をしてみたいと思ってからは、私なりの小さな実践ですが、どんな時も、誰に対しても笑顔で接することを心掛けるようになりました。 Q.信仰生活をしてきて良かったことは?また、これからやりたいことを教えてください。 以前は、私に最も向いていない職業は人を教え導く仕事だと思っていました。しかし、神様の愛を知り、信仰を持つようになって、どんな人でも希望ある人生を送れるということ、自分をもっと素敵につくることができる喜びがあることを知らせることに、甲斐を感じるようになりました。 「彩」という名前に相応しく、続けて自分をつくりながら、これからも彩り豊かに輝きを放つ人生を生きていきたいです。そして、神様の愛と真理で、人々を美しく彩る人生に挑戦し続けたいと思っています。 Q.最後に、一言お願いします 誰にとっても居心地良く、神様の愛の中で恵みに満たされる、そんな教会をつくっていこうと日々努力しています。ぜひ一度、摂理の教会に足を運んでいただければ幸いです!